2012年6月1日金曜日

VCデータベース


ID PMID番号 雑誌名・タイトル 投与方法 VC量(mg/日) VC用量 被験者背景 試験デザイン 対象分野 評価パラメータの種類 評価パラメーターの変動 コメント カテゴリ 682 20730057 ・PLoS One. 2010 Aug 13;5(8):e12167
・Micronutrient fortified milk improves iron status, anemia and growth among children 1-4 years: a double masked, randomized, controlled trial. 経口 ①~100 ・Zn、Fe、Se、Cu、VA、VEとの併用
・微量栄養素強化ミルク(VC:40.2 mg/day,
Zn:7.8 mg/day,
Fe:9.6 mg/day,
Se:4.2 mg/day,
Cu:0.27 mg/day,
VA:156 mg/day,
VE:7.5 mg/day)
を1年間。
・経口投与 ・633名の1~4歳児 被験者を無作為に2群に割付け、二重盲検下で
①微量栄養素強化ミルク
②コントロールミルク
をそれぞれ1年間与えた。人体測定(身長、体重)および血液性化学検査(ヘモグロビン、フェリチン)を行い、比較した。
・未就学児の発育
・鉄欠乏性貧血 ①体重
②身長
③ヘモグロビン(Hb)
④血清フェリチンレベル
⑤鉄欠乏性貧血リスク ①微量栄養素強化ミルク群の体重はコントロールミルク群より増加した(平均差:0.21 kg/year, 95% 信頼区間 0.12~0.31, p<0.001)。
②微量栄養素強化ミルク群の身長はコントロールミルク群より高かった(平均差:0.51 cm/year, 95% 信頼区間 0.27~0.75, p<0.001)。
③微量栄養素強化ミルク群のHbはコントロールミルク群より高かった(平均差:13.6 g/l, 95% 信頼区間 11.1~16.0 , p<0.001)。
④微量栄養素強化ミルク群の血清フェリチンレベルはコントロールミルク群より高かった(平均差:7.9 μg/l, 95% 信頼区間 5.4~10.5, p<0.001)。
⑤微量栄養素強化ミルク群の鉄欠乏性貧血リスクが88%減った(相対リスク値は0.12, 95% 信頼区間 0.08~0.20, p<0.001)。 ・ミルクへの微量栄養素の強化は栄養状態を改善する。 鉄吸収 683 20713433 ・Mutagenesis. 2010 Nov;25(6):595-602. Epub 2010 Aug 16.
・DNA damage and repair activity after broccoli intake in young healthy smokers. 経口 ②100~
・ブロッコリー中の成分(記載なし)との併用
・蒸しブロッコリー:250 g/dayを10日間。
・VC投与量記載なし(コメント参照)。
・経口投与 ・27名の健常な喫煙者 ・クロスオーバー試験
被験者を2群に割付け、それぞれ
①対照食
②蒸しブロッコリー:250 g/day
を10日間与え、ウォッシュアウトした後(期間記載なし)、被験者を入替えて試験を行った。試験の前後で血液を採取し、血液から調製したPBMCを用いて、DNAの酸化損傷レベルを比較した。 ・DNA損傷 ①DNAの酸化損傷レベル
②過酸化水素誘導DNA2本鎖切断の抵抗性
③DNA修復酵素活性
④8-oxoguanine DNA glycosylase (OGG1)のmRNA
⑤nucleoside diphosphate linked moiety X-type motif 1 (NUDT1)のmRNA
⑥heme oxygenase 1 (HO-1)のmRNA ①蒸しブロッコリー群のDNAの酸化損傷レベルが41%減少した(95% 信頼区間 10%~72%)。
②蒸しブロッコリー群の過酸化水素誘導DNA2本鎖切断の抵抗性が23%増加した(95% 信頼区間 13%~34%)。
③~⑥蒸しブロッコリー摂取による差はなかった。 ・ブロッコリ-(花序、ゆで) 100 g当たり、VCは54 mg含有されている(五訂食品成分表)。そのため、蒸しブロッコリー投与をブロッコリー中の成分とVCとの併用投与と考え、記載した。 酸化 684 20689965 ・Eur J Pediatr. 2011 Jan;170(1):59-63. Epub 2010 Aug 6
・The effect of vitamin C on upper respiratory infections in adolescent swimmers: a randomized trial. 経口 ⑤1000~ ・VC単独
・VC 1 g/day
・冬場の3ヵ月間
・投与方法記載なし ・39名の13.8±1.6歳の男女の競泳選手(エルサレムに在住しているイスラエル人) 被験者を無作為に2群に割付け、二重盲検下で
①VC:1 g/day
②プラセボ
をそれぞれ冬場の3ヵ月間与えた。呼吸器感染症の罹患率、罹患期間、重症度を比較した。
・呼吸器感染症 ①呼吸器感染症の罹患率
②呼吸器感染症の罹患期間
③呼吸器感染症の重症度 ①両群で、呼吸器感染症の罹患率に有意な差はなかった(相対リスク値は1.01; 95% 信頼区間 0.70~1.
消費者·ファーストフード/肥満
46)。
②呼吸器感染症の罹患期間において、VC群は22%減少し(有意差なし)、VC群の男性は47%減少し(95% 信頼区間 -80% ~ -14%)、VC群の女性には効果がなかった(期間差:17%, 95% 信頼区間 -38% ~ 71%)。
③VC群の呼吸器感染症の重症度において、男性に有用な効果があったが、その効果は女性にはなかった。 風邪・感染 685 20580423 ・Lancet. 2010 Jul 24;376(9737):259-66.
・Vitamins C and E for prevention of pre-eclampsia in women with type 1 diabetes (DAPIT): a randomised placebo-controlled trial. 経口
⑤1000~ ・VEと併用
・VC :1000mg/day, VE: 400IU/day
・経口投与 ・妊娠前から一型糖尿病である、妊娠8週から22週の女性
・単胎妊娠で16歳以上
・割付:762名(VC,VE群:379名、プラセボ群:383名)
 解析:749名(VC,VE群:375名、プラセボ群:374名) ・UKにある25の産婦人科から被験者を選出
・被験者をランダムに2群に分け、二重盲検下で
①VC :1000mg/day, VE: 400IU/day
②プラセボ
を妊娠8-22週目から分娩まで投与した。主要評価項目は、子癇前症(タンパク尿を伴う妊娠高血圧)およびPAI-ⅠとPAI-Ⅱの比率、妊娠高血圧、出生体重とした。 ・子癇前症 ①子癇前症(タンパク尿を伴う妊娠高血圧)の発生率
②胎盤と内皮の機能評価(PAI-ⅠとPAI-Ⅱの比率、妊娠高血圧、出生体重)
PAI-Ⅰ:プラスミノーゲン活性化因子阻害剤タイプⅠ
PAI-Ⅱ:プラスミノーゲン活性化因子阻害剤タイプⅡ ①両群で、子癇前症の発生率に有意な差はなかった(①VC,VE群 (15%, n=57)②プラセボ群 (19%, 70) (risk ratio 0.81, 95% CI 0.59-1.12))
②両群で、母体と新生児に関する評価の結果に有意な差はなかった。 ・糖尿病である妊婦へのVCEの補給は子癇前症の発症リスクを改善しない。 動脈・心,内皮・血管,その他 686 20569170 ・J Periodontol. 2010 Nov;81(11):1547-54.
・Assessment of total antioxidant capacity and the use of vitamin C in the treatment of non-smokers with chronic periodontitis.
経口 ・用量不明
・投与期間1カ月
・投与法不明 ・慢性歯周炎の患者30名、コントロール30名
・被験者はコントロール群30名、慢性歯周炎の患者30名
・慢性歯周炎の患者を2群に分け
①ChP1: 非外科的処置に加えビタミンCを投与
②ChP2: 非外科的処置のみ
治療前と治療1カ月後の血漿の総抗酸化能(TAOC)レベルをABTSアッセイにより測定した。 ・慢性歯周炎 ・血漿のTAOCレベル ・コントロール群と比較して、ChP群で血漿のTAOCレベルが低かった(P<0.001)
・ChP1とChP2両群で、血漿のTAOCレベルの増加と臨床測定における改善が見られた(P<0.001)
・ビタミンCによる相加的効果は見られなかった(P>0.05) ・慢性歯周炎に対してはVC補給による相加効果はない。 その他 687 20529401 ・Public Health Nutr. 2010 Nov;13(11):1923-30.
・Effect of an improved local ingredient-based complementary food fortified or not with iron and selected multiple micronutrients on Hb concentration. 経口 ・Fe、Zn、VA、VC、Iと併用
・粥に混合して、摂取させた
・投与量不明
・1日2回
・6 days/week
・6ヶ月間 ・ブルキナファソのコングシという貧しい地区に住む6~23ヶ月の子供
・ベースラインのHb濃度は80~109 g/l 被験者131名を無作為に2群に分けて、
①微量栄養素(Fe,Zn,VA,VC,I)を含むサプリメントを添加したお粥
②微量栄養素を添加していないお粥(対照群)
を摂取させた。 ・貧血 ①Hb濃度
②身体測定 ①微量栄養素を添加したお粥を摂取した群では、Hb濃度が90.3 g/l→107.6 g/lに増加した。また、対照群では、Hb濃度が89.2 g/l→104.1 g/lに増加した。
②両群間に有意差はなかった。 鉄吸収 688 20528796 ・Acta Paediatr. 2010 Dec;99(12):1841-6
・Oxidative markers in children with severe obesity following low-calorie diets supplemented with mandarin juice. ・VC、フラボノイド、カロテノイドを多く含む100%マンダリンジュースを摂取させた
・1日500ml
・毎日
・4週間
・VC含量は不明 ・肥満児40名 被験者40名を無作為に2群に分けて、
①低カロリー食
②低カロリー食と100%マンダリンジュース
を摂取させた。 ・酸化ストレス
・肥満 ・脂質過酸化(マロンジアルデヒド濃度)
・タンパク酸化(血漿カルボニル群濃度)
・抗酸化作用(血漿alphaトコフェロール濃度)
・血漿VC濃度 低カロリー食とともに100%マンダリンジュースを摂取すると、酸化ストレスバイオマーカーが減少し(マロンジアルデヒド:-9.
orthosiphon減量
6%、カルボニル群:-36.1%)、抗酸化物質が増加(トコフェロール:+16.1%、VC:+94.6%)した。 689 20454891 ・Psychopharmacology (Berl). 2010 Jul;211(1):55-68.
・Effects of high-dose B vitamin complex with vitamin C and minerals on subjective mood and performance in healthy males. 経口 ④500~ ・マルチビタミン/ミネラルサプリメントとして摂取
・VB1 15mg, VB2 15mg, VB610mg, VB12 10 mcg, VC 500 mg, ビオチン 150 mcg, 葉酸 400 mcg, ニコチンアミド 50mg, パントテン酸 23 mg, カルシウム 100 mg, マグネシウム100 mg, 亜鉛 10mg ・フルタイムで勤務している30~55歳の健常男性215名 ・被験者215人を無作為に2群に分け、
①マルチビタミン/ミネラルサプリメント
②プラセボタブレット
を1日1個33日間摂取させた。
最終日に、自己記入方式のアンケート調査票を用いて、精神状態を評価した。 ・ストレス
・精神活動 ・気分(質問票:POMS)
・ストレスの程度(質問票:PSS)
・精神状態(質問票:GHQ) ・マルチビタミン/ミネラルサプリメントの摂取群により、気分および精神状態の改善が見られた。
・マルチビタミン/ミネラルサプリメント摂取群では、ストレスの軽減、メンタルヘルスの向上、処理能力トレーニング中の認識力の改善効果が見られた。 ・マルチビタミンミネラルの補給は、ストレスを低減し、メンタルヘルスを向上させ、処理能力を高める。 その他 690 20400647 Increased oral bioavailability of itraconazole and its active metabolite, 7-hydroxyitraconazole, when coadministered with a vitamin C beverage in healthy participants. 経口 VC飲料(Vita500; Kwang-Dong Pharmaceutical Co, Seoul,Korea) (240ml)でのイトラコナゾール(200mg)の服用 健常者男女各6名、計12名 被験者を無作為に3 群に割付け、イトラコナゾール(Sporanox 100mg, 2capsiles; Janssen,Korea)を240mlの水、コーラ、VC飲料で服用。血中の濃度を比較。2週間のwasg out 期間後、他の飲料で摂取。3-phase clossover design. 呼吸器・消化器・尿路などの内臓真菌症(深在性真菌症)、深在性皮膚真菌症、体部白癬などの表在性皮膚真菌症(爪白癬以外)、爪白癬の治療 各飲料でイトラコナゾールを服用した時の血中のイトラコナゾール量、および、活性代謝産物の7-ヒドロキシイトラコナゾール量を0-48hr測定。 イトラコナゾールをVC飲料で服用すると、水やコーラで服用した時と比較して、Cmax、AUCtに以下のような違いが生じた。             Vs.水(イトラコナゾールの血中濃度); Cmax:56%上昇、AUCt:49%上昇。            Vs.コーラ(7-ヒドロキシイトラコナゾールの血中濃度); Cmax:44%上昇、AUCt:40%上昇。        Cmax; 血液1mlあたりの最大濃度                AUCt; Cmax及び血漿中濃度-時間曲線下面積 その他 691 21508092 ・Am J Clin Nutr. 2011 Jun;93(6):1373-83. Epub 2011 Apr 20.
・No effect of antioxidant supplementation on muscle performance and blood redox status adaptations to eccentric training. 経口 ・VEと併用
・用量は要旨に未記載 ・健常者 ・二重盲検法
・VC,VE投与群(n=14)
・プラセボ群(n=14)
・開始4週は運動なし、週2回の偏心運動を4週間継続 ・運動パフォーマンス ①生理学的測定
②血液生化学的測定
③筋肉採取(4名から)
・偏心運動は筋肉ダメージ、パフォーマンス、レドックス状態に変化させる
・抗酸化物質投与で効果はない(筋肉ダメージ、血中酸化マーカー、溶血) ・筋肉や身体のレドックス状態の改善を期待した健常者への抗酸化物質の投与は疑問 運動・筋肉 692 21446219 ・Indian J Chest Dis Allied Sci. 2011 Jan-Mar;53(1):11-20.
・Role of nitric oxide in the diuresis and natriuresis occurring in patients with obstructive sleep apnoea syndrome.
不安の生理的原因

経口 ②100~ ・VEと併用
・VC:100 mg、VE:400 IU ・閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の患者20名 ・治療群と健常者との比較
・治療群はVC、VE投与前後で比較
・2夜連続のCPAP治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法)を行い、その後45日間VCとVEを投与。 ・閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS) ①昼間と夜間の尿量
②尿中のナトリウムと硝酸の濃度
③夜間の尿意の頻度(回数)
・OSAS患者では昼間に比べて、夜間尿量とNa濃度が増加し、硝酸濃度は昼間尿と同じ
・CPAP療法を行うと、尿量とNaが下がり、硝酸濃度は昼間尿と同じになる。この効果は健常者と同じレベル。
・VC、VEの投与による差はない。 ・閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)にVCEの投与は効果がない その他 693 21393063 ・Lancet Neurol. 2011 Apr;10(4):320-8.
・Ascorbic acid in Charcot-Marie-Tooth disease type 1A (CMT-TRIAAL and CMT-TRAUK): a double-blind randomised trial. 経口 ⑤1000~ ・VC単独
・VC:1.5g ・シャルコー・マリー・トゥース病 ・無作為抽出、二重盲検法
・VC1.5gまたはプラセボを投与して2年間観察 ・シャルコー・マリー・トゥース病( CMT)(遺伝性の神経障害) ①CMT neuropathy score (CMTNS)
②歩行テスト
③nine-hole peg test
など
・2年間の観察でVC投与による効果は認められなかった ・シャルコー・マリー・トゥース病( CMT)(遺伝性の神経障害)にVC投与は効果がない その他 694 21236333 ・Free Radic Biol Med. 2011 Apr 1;50(7):848-53. Epub 2011 Jan 12.
・Vitamin C supplementation lowers urinary levels of 4-hydroperoxy-2-nonenal metabolites in humans. 経口 ④500~ ・VC単独
・VC:500mg/day(250mg x 2回) ・健常者
・喫煙者と非喫煙者 ・無作為抽出、二重盲検、クロスオーバー
・投与期間17日間
・・脂質過酸化マーカーとして4-hydroperoxy-2-nonenal (HPNE) の尿中代謝物を測定 ・慢性酸化ストレス(喫煙を対象) 下記①~③のmercapturic acid (MA)抱合体の尿中量
①conjugates of 4-hydroxy-2(E)-nonenal (HNE)
②1,4-dihydroxy-2(E)-nonene (DHN)
③ 4-oxo-2(E)-nonenol(ONO). ・VC投与によって、ONO-MA (p=0.0013)とHNE-MA (p=0.0213)は有意に低下(~30%)。喫煙有無と性別による影響はない。
・非喫煙男性のDHN-MA (p=0.0304)は、非喫煙女性(p<0.05)や喫煙男性 (p<0.05)に比べて著に低下。
・HPNE代謝物の総量は有意に低下(p=0.0092, ~20%) ・VC摂取による血中VC濃度の維持は脂質過酸化を抑制する。 酸化 695 21174586 ・Hypertens Pregnancy. 2011;30(4):447-56. Epub 2010 Dec 21.
・Vitamin C and E supplementation does not reduce the risk of superimposed PE in pregnancy. 経口 ⑤1000~ ・VEと併用
・VC:1000mg、VE:400IU ・本態性高血圧症の妊婦 ・本態性高血圧の妊婦50名を2群に分割
・VC&VE投与群(25名)と無投与群(25名) ・本態性高血圧症の妊婦に対する子癇前症のリスク ①混合型子癇前症の発症
②高血圧症の悪化
③降圧剤の使用度
④妊娠期間 ・投与群と非投与群にすべての観察項目に差は認められなかった。 本態性高血圧症の妊婦への抗酸化ビタミンの投与は、子癇前症のリスクを低減しない その他、炎症 696 21138533 ・Basic Clin Pharmacol Toxicol. 2011 Apr;108(4):256-62. doi: 10.1111/j.1742-7843.2010.00651.x. Epub 2010 Dec 8.
・Antioxidant therapy reduces oxidative and inflammatory tissue damage in patients subjected to cardiac surgery with extracorporeal circulation. 経口 ⑤1000~ ・併用
・n-3不飽和脂肪酸(n-3PUFA):2g
・VC:1g
・VE400IU ・体外循環を有する心臓外科手術(オンポンプ手術)を施術される患者 ・95名の患者を投与群と非投与群に分割
・手術7日前からn-3PUFAを投与し、手術2日前からVCとVEを投与 ・オンポンプ心臓手術における虚血再還流障害 ①還元型/酸化型グルタチオン比
②MDA
③白血球数
④高感度C反応性蛋白
⑤心房組織のNFkB活性 ・GSH/GSSH比は有意に上昇
・過酸化脂質とカルボニル化蛋白質は有意に低下
・NFkBは低下 ・抗酸化物質投与は、オンポンプ手術における酸化ストレスマーカーと炎症マーカーを低減する 酸化、炎症 697 21069377 ・Eur J Appl Physiol. 2011 Jun;111(6):925-36. Epub 2010 Nov 11.
・Oxidative stress, inflammation and recovery of muscle function after damaging exercise: effect of 6-week mixed antioxidant supplementation.
経口 ・併用
・VCとVE(投与量は要旨に未記載) ・健常者 ・38名の男性
・無作為二重盲検
・投与群(20名)、プラセボ群(18名)
・6週間投与してから、90分のシャトルランニングを負荷
・運動後168h観察 ・運動による筋肉損傷への影響 ①膝関節の屈筋/伸筋の等尺性トルクと動き
②尿中イソプラスタン
③血中コルチゾール
など ・運動によって等尺性トルクは減少する
・VC&VE投与による48h後の回復状態に差はない
・48h後の尿中イソプラスタンは投与群で高値傾向(P=0.04)
・投与は血中コルチゾールに影響し、対照に比べて上昇を抑える
・投与群で1h後のIL-6は高値傾向(P=0.05) ・VCとVEの組み合わせは、運動による酸化や炎症のマーカーを低減させず、筋肉ダメージの回復も促進させない。 運動・筋肉、酸化、炎症 698 20973744 ・J Ocul Pharmacol Ther. 2010 Dec;26(6):623-6. Epub 2010 Oct 25.
・Antioxidant supplementation improves platelet membrane fluidity in idiopathic retinal periphlebitis (Eales' disease). 経口 ②100~ ・併用
・VC 150mg
・ルテイン3.2mg、グルタチオン5mg、VE 15IU、Zn 40mg、Cu 2mg、Se ・特発性網膜静脈周囲炎 ・15名の特発性網膜静脈周囲炎患者
・12名の健常者(対照)
・プレドニゾロン(ステロイド剤)の漸次的減量(6週)を行いながら、抗酸化物質の投与を3ヶ月間 ・特発性網膜静脈周囲炎 ①TBARS
②血小板の巻く流動性 ・患者はTBARSが高値(P=0.01)で、血小板の巻く流動性が低値(p=0.05)
・投与群は、にTBARSが低下し(p=0.01)、血小板の膜流動性が改善した(p=0.001)。 ・酸化ストレスを低減するとともに、血小板の膜流動性を改善するので、網膜の光受容体の不具合を改善することに寄与する。 酸化、炎症 699 20885017 ・Pharmacol Rep. 2010 Jul-Aug;62(4):751-6.
・Influence of vitamin C on markers of oxidative stress in the earliest period of ischemic stroke. 静脈
④500~
・VC単独
・虚血性脳梗塞(脳卒中)の初期 虚血性脳梗塞を発症した患者60名に対し、発症の翌日からVCを投与(30名)残り30名はVCなし。
・健常者20名を対照
虚血性脳梗塞 ①ビリルビン
②クレアチン
③尿酸
④血漿のTAC(総抗酸化能)
⑤臨床所見 ・脳梗塞を発症すると血中の尿酸とTACが低下。
・VC投与群は抗酸化レベルは上昇
・臨床所見は、VC投与群と非投与群に差がない。 ・VC投与は抗酸化レベルを上昇させるが、当該疾病の補助的治療効果はない。 動脈・心 700 20817831 ・Am J Physiol Heart Circ Physiol. 2010 Nov;299(5):H1633-41. Epub 2010 Sep 3.
・Nitric oxide, but not vasodilating prostaglandins, contributes to the improvement of exercise hyperemia via ascorbic acid in healthy older adults. 上腕動脈 ・VC単独
・上腕動脈にカテーテル投与
・投与量は抄録に未記載 ・健常な高齢者(64±3歳) ・律動的ハンドグリップ運動を最大随意収縮の10%で負荷する。
・試験1:運動開始から定常状態5分後に上腕動脈からVCを投与し、さらに10分間運動を行う。
・試験2:同様の15分間の運動試験においてVC投与の5分後にL-NAMEさらに5分後にCOX阻害剤を投与。 ・運動時における血流量
・血管拡張 ①上腕血流量(FBF) ・VCの投与は運動中の血流量を増加させる。
・VCによる運動時血流量増加はL-NAME(NO阻害剤)により低下する。
・COX阻害剤(プろスタグランジン:PG産生阻害)による影響はない。 ・高齢者に対するVCと投与は、血管拡張因子のNOの生体内利用率を改善することによって、運動中の血流量の増加に寄与する。 動脈・心、酸化 701 20688474 ・Nutrition. 2011 May;27(5):530-3. Epub 2010 Aug 5.
・Vitamin C provision improves mood in acutely hospitalized patients. 経口 ④500~ ・VC単独 500mg
・VD単独 1000IU ・急性期の入院患者 ・二重盲検
・急性期の入院患者にVCまたはVDを投与してPOMSを評価 ・入院時の気分障害 ①気分状態のプロファイル(POMS)
②血中と単核球のVC
③血中VD ・VC投与は血中と単核球のVC濃度を上昇し、気分障害を改善した(30%低下、p=0.

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