2012年5月18日金曜日


日本動脈硬化学会や日本高血圧学会、日本内科学会などの内科主要学会は2005年4月8日、記者会見を行い、複合型リスク症候群である「メタボリックシンドローム」に関する診断基準を発表しました。

1.メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは、食事の欧米化と運動不足による内蔵脂肪の蓄積を基盤として、一人に複数の危険因子が集中し、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳卒中などの病気が起こる症候群です。

今回の診断基準のポイントとして、日本人を対象としたウエスト周囲径の基準が出されたことです。立位で軽く息を吐いた状態の時の、へその高さでのウエスト周囲を測定し、男性で85cm以上、女性で90cm以上を内蔵脂肪蓄積ありと判断します。

内蔵脂肪蓄積があって、脂質異常(中性脂肪値が150mg/dl以上あるいは、HDLコレステロール値が40mg/dl未満)、血圧異常(130/85mmHg以上)、高血糖(空腹時血糖が110mg/dl以上)の3項目のうち2項目以上があてはまれ� �、メタボリックシンドロームと判断します。

2012年5月17日木曜日


はじめに

β遮断薬は臨床開発から半世紀が過ぎ,高血圧から虚血性心疾患,頻脈性不整脈,心不全まで広く臨床使用されている。 しかし,最近の大規模介入試験では,β遮断薬は降圧薬としての心血管イベント抑制効果が他の降圧薬より劣るとする報告がみられる。 β遮断薬の降圧薬としての評価に関して,英国立医療技術評価機構(NICE)/英国高血圧学会(BHS)ガイドライン(2006) 1)National Collaborating Centre for Chronic Conditions: Hypertension: management of hypertension in adults in primary care: partial update. London: Royal College of Physicians;2006. p.1−94.1)。 では,β遮断薬を初期治療薬のみならず二次薬, 三次薬よりも除外するとした。しかし対照的に,2007年に発表された欧州高血圧学会・欧州心臓病学会の高血圧管理ガイドライン(2007 ESH−ESC) 2)2) Mancia G, De Baker G, Dominiczak A, Cifkova R, Fagard R, Germano G, et al. Guidelines for the management of arterial hypertension. The Task Force for the Management of Arterial Hypertension of the European Society of Hypertension (ESH) and of the European Society of Cardiology (ESC). J Hypertens 2007;25:1105−87., カナダ高血圧ガイドライン(2007) 3)3) Khan NA, Hemmelgarn B, Padwal R, Larochelle P, Mahon JL, Lewanczuck RZ, et al. The 2007 Canadian Hypertension Education Program recommendations for the management of hypertension: Part 2−therapy. Can J Cardiol 2007;23:539−50., では,β遮断薬を従来どおり初期治療薬とするとしており, NICE/BHSガイドラインでの位置づけと大きく異なる。

一方,慢性安定狭心症患者では,心筋梗塞の既往の有無にかかわらずβ遮断薬が推奨されている 44)Fox K, Garcia MAA, Ardissino D, Buszman P, Camici PG, Crea F, et al. Guidelines on the management of stable angina pectoris: exective summary. The Task Force on the Management of Stable Angina Pectoris of the European Society of Cardiology. Eur Heart J 2006;27:1341−81., 5)5) Smith SC Jr, Allen J, Blair SN, Bonow RO, Brass LM, Fonarow GC, et al. AHA/ACC Guidelines for secondary prevention for patients with coronary and other atherosclerotic vascular disease; 2006 update. Circulation 2006;113:2363−72.。 また,β遮断薬は心不全では軽症から重症まで有効性が高いとされ,ESC慢性心不全作業部会(2005) 6)6) Swedberg K, Cleland J, Dargie H, Drexler H, Follath F, Komajda M, et al. Guidelines for the diagnosis and treatment of chronic heart failure: executive summary (update 2005). Eur Heart J 2005;26:1115−40. は,全重症度の心不全患者(虚血性,非虚血性を問わず)にはβ遮断薬を利尿薬,アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬とともに推奨している。 米国心臓病学会(ACC)/米国心臓協会(AHA)2005ガイドライン 7)7) Hunt SA, Abraham WT, Chin MH, Feldman AM, Francis GS, Ganiats TG, et al. ACC/AHA 2005 Guideline update for the diagnosis and management of chronic heart failure −summary article. A report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Practice Guidelines(Writing Committee to update the 2001 Guideline for the Evaluation and Management of Heart Failure). Circulation 2005;112:1825−52. では,慢性心不全で左室機能異常と診断された場合はただちにβ遮断薬投与を開始するとしている。 欧州心臓病学会・欧州糖尿病学会(ESC−EASD)の糖尿病,心血管疾患に関する作業部会(2007) 8)8) Rydén L, Standl E, Bartnik M, Van den Berghe G, Betteridge J, de Boer MJ, et al. Guidelines on diabetes, pre−diabetes, and cardiovascular diseases: executive summary. The Task Force on Diabetes and Cardiovascular Diseases of the European Society of Cardiology(ESC) and of the European Association for the Study of Diabetes (EASD). Eur Heart J 2007;28:88−136. も,糖尿病・心不全患者にβ遮断薬を推奨している(表1)。

表1 最近の主なガイドラインにおけるβ遮断薬の評価

このように循環器疾患領域におけるβ遮断薬の評価には,疾患ごとに乖離がある。 さらに虚血性心疾患や心不全に対するβ遮断薬の有用性には,薬剤間で差があることも指摘されており, この意味ではβ遮断薬はheterogeneous(不均一)といえる。

本稿では,高血圧から慢性心不全までの大規模介入試験成績から得られているβ遮断薬の効果について概説し, 疾患間にみられる評価の乖離に考察を加え,β遮断薬をクラス・エフェクトとしてとらえて評価することの問題点にも言及する。

2012年5月15日火曜日


【12月7日 AFP】妊娠中に携帯電話を定期的に使用すると、行動障害の子どもが産まれる可能性が高くなるという調査結果が、7日の英医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表された。子どもが早い段階から携帯電話を使用し始めた場合、行動障害リスクはさらに高まるという。

2012年5月14日月曜日


 昨日看護学校に入学して以来 初めて早退をしました。

 モモの高等部の入学式すら

「初めての講義を休むつもりとはやる気があるのか」と言われて

 断念した私。

 本当に休まなければいけない時のために、なんとかその場を解決して

 今まで早退も欠席もなくすべての講義に出席してきました。

 気がついたら1年が経っていました。

 そして今回モモ発熱での早退。

 一コマも講義を休まずに今まできたことに

 改めて感謝。。。

 そして張りつめていた糸がぶちっと切れたというか

 緩んだというか

 学生よりも母親である気持ちの方が強くなって

 早退したんです。

 新しい環境になったこの時期だからこそ

 そばにいてあげたかったんです。

  どうやって今まで学校生活を乗り切ってきたか?
 
 学校から自宅が自転車で10分の近さで

 多分ダッシュしたら5分、その近さには本当に助かっています。

 本人の携帯メール&電話連絡で即帰宅できることと

 友人たち、周りのみなさんのお陰です。

 夏休みでも学校での実習やグループでの練習があり

 困り果てていた時には

 偶然にも児童デイサービスが利用している事業所でその時期に始まり、、、

 本当に

 ありえないミラクルです。

 あ~これは天のサポートに違いないです。 ありがとうございます。

 去年の春も高熱を出しました。これからやっていけるのか真剣悩みました。

 4月は色々環境も変わるから体がついていかなくてモモなりのSOSなのだと

 今はよくわかります。

 私も新しい環境で バタバタ毎日すごしてるから

 それがモモに影響するのでしょうね。

 

 正直私の体力と気力からみると
 
 今の毎日の生活は許容範囲を越えています。

 クラスのみんなもバイトをしながら鬼のようなスケジュールを

 よくこなしていると思います。

 提出課題にグループワークが次から次で

 みんなに迷惑をかけれないから ちゃんとしたい思いと焦りに

 2年になったら先生の板書がほぼなくなって

 ノートをまとめながらの講義も増えて

 これもまとめないと あれもまとめないと

 春だからモモの学校の準備に書類やPTAの連絡に

 給食セット、連絡ノート、時間割、入浴の準備、

 「おかあさん児童デイにPCももっていく」

 「日記 印刷してほしい」

 次々のリクエストに

 あ~~~できてない自分が嫌になり 

 体がついていかなくて は~っとため息の私が います。

 しかし 我に返り、

 脳をだまして「やりがいがある」と変換してみたり

 どうしたらこのゲームがクリアできるかと面白く考えてみたりすると

 大変に感じていたことが なかなか面白く

 私の人生もなかなか人と違って 本当にやりがいがあって

 笑けてきます。

 結局行き着くところは なるようになるでしょう。

 私は私、力抜いて 自然体でいこう♪

 今までだって全部なんとかクリアしてきたから

 これからだって大丈夫☆

 大丈夫って自分に魔法をかけます。

 まず自分を信じないとです。

 昨日の早退

 体育祭の準備やダンスの練習等もあったから本当に申し訳なかったです。

 でもモモ 私のことずっと待っていてくれて

 モ モと色んな話ができたことはよかったです。

 病気で熱の時って弱くなるけれど

 いつもモモは片意地張ってるようなところあるけど

 昨日はモモ素直に普段抱えている緊張がとけたのか

 本当はしんどかったね。がんばってるねっていうと

 大粒の涙をぽろぽろ流していました。

 彼女は芯が強いし、私なんかよりメンタルもずっと強いです。

 そしていつもがんばり続けています。

 モモの学校の話、こんなにゆっくり聞くのは久しぶりかもしれません。

 いつも 聞いてるけど 聞いてるだけで 傾聴できてなかったわ 私。

 ごめんね、、と自己反省。

 病気の時ぐらい しっかり向き合いたい

 そばにいたい

 ただそばにいて 

 一緒に時間を過ごしたい� �

 じゃないと私は何を何のために学んでいるか、わからなくなります。

 

 モモといたら

 最近 荒れて疲れ果ててた自分の心も落ち着いてきました。

 モモのすべらない話シリーズ楽しかったよ。

 3歳まで君はよく40度の熱を出したね。

 モロー反射が抜けなくて 電車が通るたびに反応してたね。

 体が硬直して救急車を呼んだあの頃。

 

 そんなあの頃が

 今では懐かしく思えます。

 時間は人に優しい。

 愛おしくて可愛くて

 あの頃にタイムスリップできるなら

 私はあの頃の私に何を伝えるかな。

 まず 私は私を抱きしめてあげると思う。

 で、赤ちゃんのモモを一日代わってアヤしてあげたい 笑

 一日思いっきり眠ってい いよクーポンあげる 笑

 今 やせ細ってるけど 未来の私は太ってるから安心してって言う 爆

 モモは次々に素敵な人と出逢って幸せに生きてるから

 心配しないでいいって言う 笑

 あなたたち二人は面白おかしくその後生きていくから

 楽しんでねって言う 笑

 あの頃、私は何度もベビーカーを押しながら

 倒れそうになった。20キロも痩せました。

 自分の気持ちを感じることすらできず 

 いや 感じたらくずれてしまいそうで

 ただ毎日をこなすことだけで

 精一杯だったあの頃。

 心配をかけたくないと 私は大丈夫と明るく振る舞っていた気がします。

 今 毎日みんなといっしょに学べることが

 どれだけしあわせなことなのかを感じてい� �す。

 

 そう このたまのモモの体調ダウン。

 逆に色んなことがデトックスされて

2012年5月12日土曜日


未処理の仕事

クリスチャン・カリル
Foreign Policy」 2010年6月28日掲載

レスター・テニーは、体重80キロの頑丈な21歳の青年として第二次大戦に参戦した。1945年に日本による監禁から解放された時、彼は、打ち砕かれ痩せ衰えた障害者だった。彼の左腕と肩は、彼が奴隷労働者として送り込まれた炭鉱内での事故が原因で、一部麻痺していた。そこの監視員(帝国陸軍の兵士ではなく三井の民間人職員)は、ハンマーとつるはしで繰り返し殴り、彼の歯を叩き落してしまっていた。戦争が終わった時、彼の体重は44キロだった。何とか戦前の状態に近い健康を取り戻すため、彼は米国陸軍病院で一年を費やさなければならなかった。

その後65年の月日が流れ、テニーと仲間の元捕虜(生存者は毎年激減している)は、今だに勝利の最大の果実を待っている。テニーと彼の捕虜仲間をかつて虐待した日本企業はこれまで、彼らの犯罪に対する責任をを認めたことはなかったし、補償やいかなる遺憾の意も、もちろん提供したことはなかった。(企業は、戦時中の労働不足を補うために捕虜を必要としていた。)日本政府は、起こったことに対してやっと遺憾の意を表明し始めたところだ ― ほとんどの元捕虜にとっては遅すぎたのだが、それでも何かではある。おそらく最も気が滅入るのは、両国の複雑な戦後関係に根ざした共謀政策の結果、米国政府が長年、何もしようとしない日本の姿勢を許してきたことである。これでさえ、やっと変わるかもしれないという兆候が見えている。希望は決して死なないと、よく言うではないか。

2012年5月10日木曜日


高温多湿の気候のため、細菌やカビが繁殖しやすい状況にあり、とくに下痢、食中毒等の消化器感染症に注意する必要があります。
また近年、蚊が媒介するデング熱の患者が増加しており、蚊への注意も必要です。さらに、ジャカルタほか大都市では、排気ガスなどが原因となり大気汚染のために呼吸器疾患も増加傾向にあります。
医療機関のレベルは日本に比べてまだまだというのが現状です。

現地で病気になった場合は、下記の医療機関にご連絡ください。

万一、病院(設備の比較的整った私立病院)を受診する際に、保険等による支払い保証がないと受診前に高額(1000〜1600USドル)の保証金要求されることがありますので、いざという時のため旅行傷害保険に加入されることをおすすめします。

ジャカルタ市

医院・クリニック

入院はできません

2012年5月8日火曜日


あなたのホームページは、あなたのサイトのとても重要なページです。

それは、あなたのサイトが何についてすべてであるかについて、人々に話さなければなりません。

あなたのホームページが若干の装飾的なアニメーションで出張マッサージはねかす音スクリーンだけを持っている、そして、あるいは、あなたは「出張マッサージに入る」ことをあなたが悪影響を及ぼしているだけであるあなたのウェブサイトに着くのに用いられますあなたのウェブサイト。

2012年5月7日月曜日


ニセ科学

雑談帖 — ニセ科学


目次

★《ガンの罹りやすさと性格とは関係ない》 2010/09/20(Mon) 07:35:02
★《BBC による「ブラハラ」報道》 2010/04/30(Fri) 18:04:07
★《トマティスメソッドの臨床的検証》 2008/09/13(Sat) 19:25:01
★《菅原明子の「研究所」》 2008/09/09(Tue) 10:20:57
★《創造説を信奉し,環境保護より開発を優先するアメリカの副大統領候補》 2008/09/07(Sun) 13:24:02
★《100匹目の猿》 2008/08/17(Sun) 23:39:57
★《マイナスイオンの「学会」があるらしい》 2008/08/14(Thu) 13:11:15
★《「七田式超高速モーツアルトメソッド」入手》 2008/08/13(Wed) 01:23:03
★《ABOFAN氏の主張らしいもの》 2008/07/28(Mon) 20:32:42
★《ホリスティック医療》 2008/07/09(Wed) 11:26:06
★《自分のエネルギー体を計測?》 2008/06/30(Mon) 00:14:32
★《血液型と性格の相関を台湾の高校生について調査した研究》 2008/05/24(Sat) 19:28:12
★《「B型・・・」の「書評」が》 2008/05/11(Sun) 13:34:33
★《同じ朝刊の2面にも血液型本》 2008/05/06(Tue) 20:59:21
★《血液型人間差別本がまたまた》 2008/05/06(Tue) 14:34:19
★《ゲルマニウムを使った「チオクリーン糸」》 2008/03/20(Thu) 17:20:12
★《ホメオパシーさんの読む本》 2007/12/14(Fri) 09:53:57
★《宗教団体の水商売》 2007/10/15(Mon) 11:39:00
★《比嘉,江本,船井のそろい踏み》 2007/10/03(Wed) 23:59:42
★《血液型差別を助長する教育系出版社》 2007/09/27(Thu) 03:37:00
★《七田眞「右脳の神秘」》 2007/08/22(Wed) 10:05:09
★《血液型迷信を信じる元警官》 2007/07/25(Wed) 08:24:58
★《井深大対談リスト》 2007/07/13(Fri) 00:25:11
★《七田式 右脳》 2007/07/02(Mon) 17:49:30
★《マイナスイオン本のサイト》 2007/06/20(Wed) 23:38:44
★《シャープの「除菌イオン」》 2007/06/20(Wed) 10:47:11
★《Nature でホメオパシーの批判記事》 2007/03/22(Thu) 12:43:45
★《毎日インタラクティブでマイナスイオン批判》 2007/02/22(Thu) 22:16:23
★《「マイナスイオン」の論文をまじめに読んでみる》 2007/01/17(Wed) 07:54:52
★《マイナスイオン発生装置の技術資料》 2007/01/06(Sat) 14:57:02
★《オゾンは酸素の同位体で無臭!?》 2007/01/05(Fri) 19:15:10
★《菊池さん視点論点出演》 2006/12/23(Sat) 12:49:43
★《光フォーラムだそうだ》 2006/12/07(Thu) 07:18:45
★《ホメオパシーに関する海外事情》 2006/11/27(Mon) 08:49:08
★《マイナスイオン 松下の Zushi 氏へのインタビュー》 2006/11/12(Sun) 11:14:51
★《「水からの伝言」批判の決定版》 2006/11/09(Thu) 15:46:33
★《ナチュラル ハイジーン》 2006/10/19(Thu) 01:18:47
★《統計捏造,これもディレカ》 2006/10/02(Mon) 23:48:15
★《血液型関係のサイト》 2006/09/24(Sun) 14:24:05
★《ニセ科学フォーラム資料》 2006/09/12(Tue) 17:34:21
★《Google の不思議》 2006/08/21(Mon) 23:42:35
★《「101匹目のサル」》 2006/08/16(Wed) 23:02:18
★《ディレカ》 2006/07/31(Mon) 21:55:20
★《「ニセ科学」と言ってくれる人に飢えている》 2006/07/31(Mon) 08:36:03
★《Project of Love and Thanks to Water だそうだ》 2006/07/18(Tue) 11:16:37
★《小川俊夫の水関連文書》 2006/07/18(Tue) 00:54:43
★《本がそろった》 2006/07/13(Thu) 12:34:19
★《ニセ科学フォーラム 京都・東京 プログラム改定》 2006/07/12(Wed) 23:55:20
★《ニセ科学フォーラムを京都・東京で開催》 2006/07/12(Wed) 00:13:01
★《健康と環境とマイナスイオン水》 2006/07/10(Mon) 15:31:21
★《物理学会,高尾征治氏の発表》 2006/07/09(Sun) 17:04:40
★《インテリジェントデザイン系のサイト》 2006/07/09(Sun) 12:52:33
★《マイナスイオンと水からの伝言―質の異なるふたつの問題》 2006/07/06(Thu) 07:40:19
★《マイナスイオンの効用》 2006/06/29(Thu) 09:52:13
★《突っ込みどころは満載だけど》 2006/06/26(Mon) 01:57:08
★《筋肉が色を感じるんだそうだ》 2006/06/26(Mon) 01:36:58
★《言葉を持たない人々》 2006/06/21(Wed) 12:27:57
★《水系ニセ科学をサポートする「学者」》 2006/06/12(Mon) 21:55:52
★《藤田紘一郎,血液型性格決定論者にというニュース》 2006/06/04(Sun) 21:57:46
★《Y 染色体 とミトコンドリア》 2006/05/18(Thu) 09:23:39
★《EMの有効性に関するシンポジウムの報告書》 2006/05/08(Mon) 19:48:03
★《EMせっけんなるもの》 2006/05/03(Wed) 17:39:18

◆雑談帖目次へ



この記事 を読むべし。


七田式でやっている「音楽療法」はフランスの代替医学者トマティスをまねしているということだ。最近,この「トマティスメソッド」が自閉症に効くとする主張に対する疑問がヨーロッパでも持ち上がっているらしく,検証した医学論文が出されている。これとか これ。英文の Wikipedia の項目の参考文献から。 結論,現時点で有効であるという十分な証拠はない。自閉症の子供の言葉の発達について,トマティス法による改善は見られなかった。


マイナスイオン宣伝の旗ふり役のひとり,菅原明子のサイトがある。その中の,「あなたの生活を科学と知恵でサポート」というページからリンクされた記事がふるっている。下のような段落もあった。誤字や疑問な語法も多いので下線を入れて引用しよう。文章としてもお粗末なのだ。

 たとえば農地に磁場を作ってあげると、作物が甘くなったり、収量が上がったり、果物では甘くなったりということの実験もされはじめています。以前、テレビを見て笑ってしまったのですが、大型のメロンを栽培する時にメロンの果実の茎の部分にピップエレキバンをひとつつけてあげるだけで、タマが大きくなり、そして甘くなる、ということを実際に利用している農家があるのです。これも農芸化学者達からは非難されるものかもしれません。これも植物の師管、導管を出入りする水のクラスターが小さく動きかつスムーズになり地場ができて、まわりの空気がマイナスイオンになることも原因かもしれません。
農地に対して磁場を作って「あげる」という用法もなかなかだ。よくペットに「〜してあげる」という人がいて,いかがなものかと思うのだけど,この人には農地も可愛いペットみたいに見えるのか。2つの「甘くなったり」もいったいどういう関係なのか不明。何が「スムーズになり」なのかも分からない。できればこのコメントを読んで,自分で添削してほしいものだ。

そんな文章でもって,この非科学的な,かつ科学を愚弄したもののいいようには開いた口が塞がらない。農地に磁場を作るというが,地磁気レベルの強度の磁場を農地の面積いっぱいに作ろうとするなら,ものすごい磁石が必要になる。磁石が作る磁場の強度は磁気二重極(ダイポール)モーメントによるものだから,距離の三乗に反比例して減少する。ようするに磁力線がN極とS極をなるべく短く結ぼうとして(かつ他の磁力線と避け合おうとして)空間に張られるわけで,市販の磁石ではせいぜい数センチの領域にしか実効的な磁場を作れないのだ。地磁気の場合には地球の両端が極になっているわけだから,畑全体を均一に覆うことができるということを忘れてはいけない。

さて, たかがピップエレキバン1つでメロンの味やサイズがちょっとでも改善されるならコストは安いものだ。この話が本当なら,世界中の農家がとっくにやっているだろうし,科学者も効果の検証とメカニズムの解明に精を出しているだろう。私も自分の庭でやってみるにちがいない。農家や科学者を馬鹿にしてはいけない。本当に作物がよくできるなら,まずはその方法を採用するのが実業というものだし,本当に新奇な事実があれば喜んで検証しようとするのが科学者のあたりまえの姿なのだ。

最後の水のクラスターとかマイナスイオンの話は,すでに何度も否定され尽くしたたわごとにすぎない。菅原氏はこの世界で稼いできた人物なので,いまさら引っ込みがつかないということか,科学の名を騙ったでたらめな言説はいろいろな意味で有害だ。

もうひとつの段落,実はこれが本論となる核心部分で,菅原氏が宣伝しようとしている CAS という方式の冷凍機に言及している。

  CASによる冷凍では素材を磁場の環境の中において微弱なエネルギーを付加し続けておくと、水分子が振動するために氷の結晶化が抑えられます。つまり、0 度で冷凍せずマイナス10度前後まで水のままで存在するということです。これは水分子が小さくなった時に起こる現象だと考えてよいでしょう。そして、最後は小さな刺激で全体が冷凍しますが、この時クラスターの小さな水分子はクラスターの小さな氷になり、細胞膜を破壊しないほど小さいので解凍したときに細胞膜さえ破壊されなければ、食品は動物性のものでも植物性のものでもドリップは出てきません。
さて,磁場は物質にエネルギーを「付加し続ける」ことはできない。それができたら永久機関になってしまう。磁場で水分子が振動するということはまったくない,というか磁石の磁場は静的なものだからいかなる物体や分子をも持続的に振動させることはできない。この時点でエネルギー保存に反しているからインチキの説明である。そもそもそれが事実なら,磁石でお湯をわかせるはず。

また,氷点よりもずっと低温まで水が凍らないのは,ありふれた過冷却現象であって,微細なゴミを含まない水を振動を与えないようにそっと冷却すれば簡単に実現することだ。それを「これは水分子が小さくなった時に起こる現象だと考えてよいでしょう。」などと,何をしたり顔で書いているのか?何の根拠もないし,どこからそんなでたらめを思いつけるのか想像もつかない。この人は科学などとしきりに言及しながら,自然現象の常識的な説明でさえ何も分かっていないのだ。その後の氷の生成のプロセスについても,ただの思いつきででたらめを書いているだけである。

なお,磁場中での冷凍で,磁場なしの場合に比べて有意な違いが現れるかどうかについては,実際に検証した記事がある。水産タイムスの「磁場凍結に根拠なし」という木村健氏の記事。結果は対照実験に対して,量的データではほとんど差がなく,食味などについての調査でも有意なちがいは現れなかったということになっている。なお,記事で引用された,磁場の効果についての想定されるメカニズムの説明には,氷の微結晶という言葉なら出てくる。これは議論のための用語としては正当なものだ。そこでクラスターなんかを持ち出していれば,その時点でアウト。クラスターの実体に関する議論はおくとして,スケールだけを問題するならば,微結晶はマクロなサイズ(物理的にはμm程度は十分にマクロである)で,クラスターは� ��の1000分の1のミクロなスケールである。ニセ科学の人たちは,それがごちゃごちゃなのだ。

こうしてみると, 菅原氏は磁場の効果を期待する人々に対しても,おせっかいなニセ科学で味方しようとしているわけだ。応援される側は迷惑なことだ(インチキな宣伝でも儲かればいいという業者もいるので,この辺は微妙かもしれないが)。


Wired Vision の「副大統領候補ペイリン氏:「環境より開発」派、創造説教育支持」 と題した記事がある。

ワイアード・ブログ『Threat Lavel』の記事によれば、このほど米国共和党の副大統領候補に選ばれた、現アラスカ州知事のSarah Palin氏は、ホッキョクグマの数が減少しているという調査報告を重視せず、北極野生生物保護区(ANWR)での石油掘削を推進している人物だ。さらに同氏は、学校における科学の授業で創造説が教えられることを望んでいる人物でもある。
ただし,上で示された記事の引用先は,ペイリンがアラスカの環境保護よりも開発優先の立場に立っていることを述べていて,創造説云々はコメントについているだけである。創造説に関する態度については別のサイトにあった。

環境問題に関するペイリンの態度は,アラスカのホッキョクグマの数について彼女がデマを飛ばしているところに象徴されているようだ。

"In fact, the number of polar bears has risen dramatically over the past 30 years," she said. "Our fear (is) that extreme environmentalists will use this tool, the ESA, to eventually curtail or halt the North Slope production of very rich resources that America needs."
But biologists who have studied polar bear populations counter that the facts simply do not support Palin's assertion that polar bear populations are on the rise.
"Polar bear populations have not been increasing for the past 30 years, and that's a well-known fact," said Ian Stirling, an emeritus scientist with Canada's Department of the Environment and an adjunct professor at the University of Alberta in an interview. Stirling has studied polar bears for 37 years -- the longest of anyone.
In fact, the polar bear population has actually declined by 20 percent in Alaska's Southern Beaufort Sea since the mid-1980s, he says, referring to peer-reviewed research that he's conducted with other scientists for the US Geological Survey. The reason: Loss of their habitat in the form of melting ice.

創造説に対する態度については以下のようだ。

In an interview Thursday, Palin said she meant only to say that discussion of alternative views should be allowed to arise in Alaska classrooms:
"I don't think there should be a prohibition against debate if it comes up in class. It doesn't have to be part of the curriculum."
She added that, if elected, she would not push the state Board of Education to add such creation-based alternatives to the state's required curriculum.
創造説を進化理論に対するもう一つの見方として教室に持ち込むべきだというわけだ。まじないで病気を治す民間療法を保健体育の時間に取り上げて議論させろというのと対して違わない。

こんなこと書いているサイトがある。

2012年5月5日土曜日


だから多くの人々は余分な重量をドロップするにもかかわらず、彼らは単に一人でそれについて移動できないということに気づく。それはあなたが話と同じ状況で他の人と会うことができるこれらのクラブとプログラムが非常に重要と人気がある理由です。しかし 私たちの多くは、会議に週とドライブの場所から数時間を取るにはあまりにも忙しいように見えるという悲しい事実である。何人かの人々には奇妙に思えるかもしれませんその一方で、それは多くの人々のための現実です。 そこに。

2012年5月4日金曜日


摂食障害の基礎知識

【 摂食障害の基礎知識 】  

 


[目次]  [別ページ関連記事] [摂食障害の歴史、拒食タイプ・過食タイプ、男女比] [DSM-IVの摂食障害分類] [日本の摂食障害、最近の傾向]  [ 赤城高原ホスピタルの摂食障害患者 ] [ 摂食障害と栄養障害 ] [ダイエットとの関係]  [重症度、典型的症例の症状経過] [原因、摂食障害は嗜癖か?] [合併嗜癖行動]  [徴候と症状] [背景としての機能不全家庭−トラウマ]  [治療原則]  [身体的診察] [起こり得るトラブル−とくに入院治療に関して]  [治療関係] [自助グループ] [摂食障害の回復] [過食症の長期予後] [スクリーニング] [リンク] [入院のご相談]  [トップページ] 


[当院サイト内の関連事項]

 ▼ 摂食障害と物質使用障害
 ▼ 摂食障害ご本人とご家族へ専門家からのメッセージ
 ▼ 摂食障害者へ回復者からのメッセージ
 ▼ 摂食障害と対人恐怖、仲間からのメッセージ
 ▼ 摂食障害チェックリスト
 ▼ 摂食障害、200人の証言
 ▼ 摂食障害治療への親の協力
 ▼ 摂食障害、入院治療とその効果
 ▼ 摂食障害と糖尿病
 ▼ 摂食障害と妊娠出産
 ▼ 摂食障害と上腸間膜動脈症候群
 ▼ むちゃ食い障害
 ▼ 睡眠関連摂食障害
 ▼ 摂食障害体験者の作品


[ 摂食障害の歴史、拒食タイプ・過食タイプ、男女比 ]

 主として、女性にみられる極端な食欲不振とやせ状態については、17世紀後半から報告がありますが、症例の急激な増加は、第二次大戦後から、特に1960年代以後です。しかし当初は、拒食タイプだけが注目されており、特に日本では、1970年代になって、過食タイプの報告が多くなりました。そして、従来から知られていた神経性無食欲症(神経性食思不振症、思春期やせ症、拒食症)に、その対極にある神経性大食症(過食症)を加えて、それらの上位概念として、摂食障害(Eating Disorder)という用語が使われるようになりました。過食症は、さらに、自己誘発性嘔吐とか利尿剤、下剤乱用などの浄化(Purging)を伴うものと単にやけ食い(Binging)だけのものに分けられます。このほかチューイング(Chewing,噛み吐き)だけという特殊タイプもあります。もっとも、これらの下位分類は個々の患者(とくに若年層)の病歴の中では、合併したり相互に移行する傾向があり、その場合には拒食期、過食期というように呼ばれます。一般に、拒食症(拒食期)のほうが年齢的にやや若くて、十代に多く、過食症(過食期)は20歳前後に多いという特徴があります。拒食症から過食症にという病状変化の傾向がある一方で、拒食からでなく、過食から発症するタイプは低年齢で発症する傾向があるという報告もあります。嘔吐なしの過食タイプは 、約9割がダイエットからスタートしますが、過食嘔吐タイプはもっといろいろな発症の仕方をします。従来、男女比は1対10と、圧倒的に女性に多いとされていましたが、これは治療に現れる患者の男女比で、潜在患者までを含めると、男女の差はもっと少なく、1対5程度であるという意見があります。日本における青年期から若年成人期の女性の過食症の有病率は1−3%です。米国では、若い女性の0.1%前後が拒食症で、2%前後が過食症と推測されています。

 なお、「摂食障害・嚥下障害」と並べて表現される時の「摂食障害」は、脳卒中、神経・筋肉疾患、呼吸器疾患、喉の周囲にできた腫瘍、身体の一部の麻痺による身体的な障害を意味しており、「摂食・嚥下障害」あるいは「摂食・嚥下機能障害」という用語は、主として歯科や口腔外科で使用されます。精神科や心療内科で問題となる「摂食障害」とは、別のものです。この両者を区別するために、後者を「中枢性摂食異常症」と呼ぶことがあります。 [ TOPへ ]

[DSM-IV の摂食障害分類-この項目やや専門的です] 

 アメリカの精神障害診断統計マニュアル、DSM-IVでは、摂食障害(Eating Disorders)は、神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)と神経性大食症(Bulimia Nervosa)、特定不能の摂食障害(Eating Disorder Not Otherwise Specified)に大別されます。(拒食症患者の食欲低下は稀なので、無食欲症という用語は誤用ですが、伝統的に Anorexia とその日本語訳の無食欲症が使用されています)。前項目(上記)のように、摂食障害は、拒食に始まり、過食に移行するという傾向がみられるのですが、DSM-IVの摂食障害診断は、原則的に横断的な状態像診断ですから、一人の患者が病期(現在のエピソード;current episode)によって、いろんな診断に移行することを意に介しません。当然、多くの患者で、神経性無食欲症から神経性大食症に、あるいはその逆に診断が変わることに注意が必要です。神経性無食欲症は制限型(Restricting Type)むちゃ食い/排出型(Binge-Eating/Purging Type)の2型に、神経性大食症は排出型(Purging Type;自己誘発性嘔吐、下剤、利尿剤、浣腸あり)と非排出型(Nonpurging Type; 代償行為がないか、あっても、絶食、過剰な運動など、排出以外の不適切な代償行為だけしかない)の2型に分けられます。神経性無食欲症と神経性大食症を区別する指標は、基本的には正常最低限体重を維持しているかどうかです。拒食症とも過食症とも決め難い(若年層に多い)タイプは、「特定不能の摂食障害」という範疇に入ります。この診断下位分類法は、日本の臨床家にはややなじみにくいようで、臨床家でこの用語を使う人は少数派です。多分、拒食症、過食症に比べて長ったらしいため、また無食欲症という本質的に正しくない用語を使いたくないためという理由もあると思われます。当Webサイトでも、拒食症、過食症を用いています。

2012年5月2日水曜日


「肥満」の定義、原因とその要因


「肥満」の定義

「肥満」とは、過剰な体脂肪の蓄積を原因とした、骨格や体が必要とする限界を超えた体重増加と定義します。

肥満の原因

カロリー摂取がカロリー消費を上回ると肥満になります。つまりネコが消費する量よりも多いエネルギーを取り入れていると、余ったエネルギーが体に蓄えられて肥満となります。

                                                  

肥満になる要因

食事の与えすぎ      運動不足      品種      甲状腺機能低下症
去勢・避妊手術      糖尿病      年齢と性別       副腎皮質機能亢進症

肥満したネコはあまり見栄えのよくないものです。
場所をふさぎ、動きがにぶく、自分でグルーミングすることもできません。
運動能力はめっきり落ち、皮フ病にもかかりやすくなります。
また、糖尿病にかかる危険性も増大しますし、外科手術や麻酔の際のリスクも高くなります。
動物は普通、必要以上のカロリーをとり続けると肥満になります。
食事の与えすぎや運動不足などが主な肥満の原因ですが、このほかには、妊娠、環境、体質、年齢、遺伝素質などの要因があげられます。


大切な栄養


脂肪と炭水化物

2012年5月1日火曜日


1999年には、食品医薬品局(FDA)は、抗炎症薬として、バイオックスを承認した。これは薬であるにもCeoxxとCeeoxxの名前で販売されている。

薬は関節炎や急性疼痛を引き起こす他の条件に苦しんでいる人に処方された。2004年までは、何百万人もの人々は、バイオックス治療し、メルク、会社の製造と麻薬を売っていたので、その重篤な副作用の生産を中止した。最も深刻な この薬の副作用は、心臓発作や脳卒中などがあります。レポートは、27000人以上の人がバイオックス治療を取得した後に心臓発作を起こしていると言う。

バイオックスの弁護士は、薬物治療による健康被害の補償を得ることに患者の家族の患者を支援する責任があります。