2012年5月18日金曜日

メタボリックシンドローム、体脂肪、肥満、予防、治療


日本動脈硬化学会や日本高血圧学会、日本内科学会などの内科主要学会は2005年4月8日、記者会見を行い、複合型リスク症候群である「メタボリックシンドローム」に関する診断基準を発表しました。

1.メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームとは、食事の欧米化と運動不足による内蔵脂肪の蓄積を基盤として、一人に複数の危険因子が集中し、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳卒中などの病気が起こる症候群です。

今回の診断基準のポイントとして、日本人を対象としたウエスト周囲径の基準が出されたことです。立位で軽く息を吐いた状態の時の、へその高さでのウエスト周囲を測定し、男性で85cm以上、女性で90cm以上を内蔵脂肪蓄積ありと判断します。

内蔵脂肪蓄積があって、脂質異常(中性脂肪値が150mg/dl以上あるいは、HDLコレステロール値が40mg/dl未満)、血圧異常(130/85mmHg以上)、高血糖(空腹時血糖が110mg/dl以上)の3項目のうち2項目以上があてはまれ� �、メタボリックシンドロームと判断します。


オーストラリアの不眠症の有病率

高血圧では最近、家庭血圧が注目されています。病院での血圧は通常より高くなる傾向があり、白衣高血圧と言われています。正確で便利な家庭用血圧計が普及してきており、家庭血圧を測ることが、日常の血圧管理に有効であることがわかってきました。

2.メタボリックシンドロームの有病率

欧米の報告によれば、米国成人の約24%がメタボリックシンドロームを持っていると考えられています。人種間でも異なりが見られますが、日本での有病率の報告はありません。今回、日本の診断基準が出来たことで、正確な有病率が分かってくると思われます。

3.メタボリックシンドロームの病因


高度な痛み& welllness

高血糖、脂質異常、高血圧、肥満は生活習慣と密接に関連していると考えられています。食事性の要因として、動物性脂肪や糖類の摂取が多く、逆に食物繊維の摂取が少ないといった生活環境によるものが多いと考えられます。それに加えて、複数の遺伝的な要素があわさり、病態が出来ていると考えられます。

インスリン抵抗性も病態として重要です。インスリン抵抗性とは、インスリン作用に対する感受性の低下のことです。主に、骨格筋はインスリン抵抗性が現れやすい臓器であり、その結果、糖処理能の低下や、脂肪代謝異常、血管内皮細胞の血管弛緩反応低下により、高血圧を惹起する結果につながります。

また最近の研究で、脂肪細胞から血液中に分泌される「アディポネクチン」という化学物質が(アディ� ��=脂肪)明らかになりました。標準的な体格の人には多く存在し、内臓脂肪が増加すると、反対にアディポネクチンは減少することが明らかになりました。アディポネクチンは、全身の血管に動脈硬化の兆候がみられた時に、これを修復する効果があることがわかっています。


疼痛管理の障壁

肥満度は、身長と体重から求められる指数です。(BMI)これに対して、体脂肪の量がどれだけ多いかをみる指標が体脂肪率です。最近では体脂肪率が測定できる体重計が普及しています。

4.メタボリックシンドロームの予防と治療

メタボリックシンドローム治療の第一は、生活療法です。メタボリックシンドロームの根本は、肥満、(体脂肪率の上昇)が原因であり、その根本には、過食・運動不足といった生活習慣が必ずあるからです。

運動の役割は大きく分けて2つあります。一つは、体脂肪を燃焼させるためのもの。もう一つは、体の基礎代謝を高めるためのものです。

余分についた体脂肪を燃焼させるためには、有酸素運動が重要です。早歩きや水泳、エアロビクスなどの運動を10分以上行うことが必要です。以前は20分以上続けないと脂肪が燃えないと言われていましたが、最近の知見では10分位でも、余熱で脂肪の燃焼が起こると考えられています。


ヒトは安静時でもカロリーを消費しており、これを基礎代謝といいます。カロリーを消費する臓器として重要なのが筋肉です。筋肉が増えれば安静時でもカロリーを消費する量が増えて、余分に摂取したカロリーを有効に消費することができます。

筋肉を増やすための運動としてダンベル体操や筋肉トレーニングなどの無酸素運動が有効です。このようにダイエットでは有酸素運動による脂肪の燃焼と無酸素運動による筋肉の増量を組み合わせて行うことが大切です。

食べる物のポイント

食べ方のポイント

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